アーモンドの木の育て方

アーモンドの木の育て方を説明しています

    アーモンドの木について

  • アーモンドの花

    アーモンドの木は、西アジア原産のバラ科サクラ属の落葉高木で
    ウメやモモ、アンズと同じ属性に属しています。
    和名は、扁桃(ヘントウ)と呼ばれてます。
    成長すると7・8メータほどになり、耐寒性で、日が良くあたる 
    屋外でも越冬可能です。 四月ごろにピンクの花が咲き 
    花粉の多い桃が近くであると収穫が多くなります。

  • アーモンドは、主にビターアーモン とスイートアーモンドの2種類に分類されます。 
    スイートアーモンドは、甘い芳香姓を持ち、ピンク色の花を咲かせます。
    ビターアーモンは、味が苦く、 強い芳香性を持ち、薄いピンク色の花を咲かせます。
    ビターアーモンは、大量に摂取すると有毒なアミグダリンが、
    多く含まれるため、味が苦く、あまり食用に適しておらず
    主に着香料、ビターアーモンドエッセンス、苦扁桃油の原料として用いられています。
    スイートアーモンドは収穫は9月下旬ごろで果肉が成熟して果皮がはじけたら収穫し
    中の種「仁」を食用にします。
    日本で流通している苗は、こちらのスイートアーモンドの木になりますです。

  • アーモンドの栽培方法

    年間作業表
    アーモンドの年間作業表
    アーモンドの木の植え付け
    アーモンドは、日当たりと水はけの良い場所に植えつけます。 地植えにする場合、3年ほどは鉢植えで育て、その後地植えに切り替えた方が丈夫に株が育ちます。
    鉢植えの場合
    の強い真夏の高温・強光は避け 日焼けを起こさないよう半日影に置きます。
    梅雨時期には、根ぐされを起こす可能性がありますので、軒下などに置きます。
    目安として2~3年で一まわり大きな鉢に植え替えをします。
    地植えの場合
    水はけと風通しの良い 日当たりの場所に、しっかりと根が張るよう出来るだけ大きな穴を掘り、
    直接根にふれないように堆肥などの有機質肥料を入れて植え込みます。
    剪定
     剪定は、12月ごろに花芽のついていない枝を剪定します。 主幹の先端を30~40㎝で切り落とし、枝全体に日光が当たるようにうに横枝を調整してください。 どうしても、花芽を見極める自信がない場合は花後に剪定してください。
    肥料
    特にたくさんの肥料を必要としませんが、有機質肥料を4月中旬から5月前半頃にお礼肥、12月月ごろに寒肥を与えます。

    アーモンドの実の間引き
     4月頃には、新梢(1年枝)に白いピンクの花を咲かせるので
    開花後30日くらいで摘果をして実数を調整します。
    実1個に対して25~30枚の葉が必要です。
  • 収穫
    八月ごろに果肉が割れて中の種が見えてきたら収穫します。 果肉を取り除いて殻付きのまま4.5日陰干しします。
  • ふやし方

    アーモンドの種
    種まき
     まず 種を植え付ける前に殻つきで一晩 水にひたしておきます。 次に 種を3~4cmくらいの深さに 水はけの良い状態(参考:赤玉中粒7,鹿沼土3)で植え付けます。 そして 発芽するまで 土の中の種が乾燥しないように たっぷりと水を与えて下さい。

     日光と通しのよいところにおいて置きます。種植え後、およそ1ヶ月半~2ヶ月くらいで発芽します。 苗は、秋から梅雨くらいまでに 根を崩さないようにそっと植え付けます。

害虫について

  • コスカシバの幼虫

    コスカシバの幼虫は、樹皮下へ穿孔するために薬剤防除が難しく、大木でも枯れることがあります。
    5~10月ごろ、幹にゼリー状の樹脂(ヤニ)と褐色の虫糞がつくので、
    漏出した樹脂をナイフで取り除き、中の幼虫を捕殺または、木槌でたたいて圧死さるか、
    針金で突き殺し、その後殺菌塗布剤を塗ります。 

  • オビカレハ蛾

     オビカレハ蛾は、天幕毛虫ともいいます。 
    卵で越冬し幼虫は、3~4月の発芽前に孵化し、 白い糸の塊吐きその中に潜んでいます。
    幼虫の成長に伴って幕の規模も大きくなりますが、やがて拡散し、葉を食害します。
    分散する前にスプレータイプの殺虫剤を散布すれば簡単に防除することができます。

  • カイガラムシ

    ロウ物質で覆われているため、退治の難しい吸汁性害虫で枝枯れを起こす原因になります。
    古くなった歯ブラシなどで落とし

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