木苺について
木苺は、バラ科キイチゴ属の低木性落葉果樹で 日当たりの良い場所を好みます。
また、繁殖力がとても旺盛な植物です。
ほんのりとした甘酸っぱさが特徴の実をつけます。
日本各地に自生する品種もたくさんありますが、家庭栽培用に現在流通しているものは、欧米原産の改良種が流通しています。
種類は、ラズベリー, ブラックベリー, イエローベリーなどがあり 果実の味は、その種類により特徴があります。
脂肪の合成抑制作用やカプサイシンの3倍程度の
脂肪燃焼効果があるとされるラズベリーケトンが含まれています。
商品一覧
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肥料
肥料を3月に速効性の化成肥料を与えます。 6月、9月にも同じものを追肥します。
注意すべき事は、花の開花前に肥料を与えると
枝ばかり伸び実がつきません。
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木苺の管理
夏季の収穫は6月下旬から7月下旬のつゆの時期に重なるため、果実が腐敗しやすいので雨よけ被覆を行うと、 腐敗果の発生率が抑制できます。 -
植え付け・植え替え
ラズベリーの植え付け時期は、落葉後の秋から発芽前の春にかけての11月から3月位に行い、 高さ20cmから40cmで切り返して植えます。 適正な土壌酸度は、5.5~7.0です。
鉢植えの場合
地下茎からサッカーが発生するので、大きめの鉢を使用して植えます。
赤玉土小粒7、腐葉土3の混ぜて使用します。地植えの場合
地下茎で繁殖力が旺盛なので、露地植えは注意が必要です。地下茎は、地下 10 ㎝程度に集中し、伸長しても地下 30 ㎝程度しか伸びないので 深さ50㎝程度の溝を掘り,畦ガードや板などで根の周りを覆う根地域制限等をしておくと良いです。
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剪定
剪定は、夏季と冬季に2回行います。
夏季剪定
(5月中旬~6月)は、今年伸びたシュート(株元から出る枝)を、 株元から20節ぐらいの葉と葉の間を切り返し 果実をつける側枝の発生を促すようにします。
冬季剪定
12~2月にかけて込み合う部分の枝を間引き、側枝を1~3節切り返しを行います。
二季なり性の品種
二季収穫後、果実をつけた枝は枯れてしまうので、株元から切り取っておきます。
ー季なり性の品種
前の年に伸びた枝に果実がつくので、切り取らずに残しておきます。
果実をつけた枝は枯れてしまうので、株元から切り取ります。 -
増やし方
株分け
地面からシュートがたくさん伸び出すようになったら、シュートが多くついている株を選び 親株の根をほぐしシュートが2~3本ずつになるよう地下茎を切って株分けします。
挿し木
6月から7月に緑枝ざしをします。
節から発根しやすいので節を土に埋めるようにします。
2月から3月に根ざしを行います。