オリーブとは どんな木?
オリーブは、地中海が原産地のモクセイ科オリーブ属の植物で乾燥に強い植物です。 水捌けのよい土壌とたっぷりの水、太陽と温暖な気候を好む植物でもあります。 花は5月の終わり頃から咲き始め、やや黄色味を帯びた白色の花を咲かせます。 オリーブは、自分の花粉では 実が付きにくい植物なので 種類の違うオリーブを植えると多くの実がなります。 花粉が多く 受粉樹としても向いているネバディロ・ブランコを一緒に植えるといですよ。オリーブの種類
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★ミッション
上に高く伸びる直立型の樹形が特徴で バランスの良い樹形から、庭木・観賞用に利用されます。 また、ピクルスやオイルも利用されます。 国内でもっとも栽培されている品種でもあります。
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★マンザニロ
枝が横に広がる開帳型が特徴。
葉が比較的小さく、表裏の濃淡がはっきりしている
ピクルスやオイルに利用される品種です。 -
★ルッカ
樹形はやや横張り性で、枝が立ちやすいの木が特徴。
耐寒性の強い品種で1本でも結実しやすい。
花粉が多く受粉樹としても向いている。
オイル用の品種です。 -
★ネバディロ・ブランコ
樹形ははミッション、マンザニロの間で花粉が多く 受粉樹としても向いている。 オイルに利用される品種
オリーブの栽培方法
オリーブの好む環境
オリーブは、年平均気温13℃以上の 年間を通して日光の当たる場所 雨が少なく、温暖で乾燥されている場所を好みます。植え替え
オリーブは、アルカリ性土壌を好みます。 鉢植えの場合、四月頃に 根鉢を軽くほぐし 土は、植え付ける10日前くらいに石灰を多めに 混ぜ込んでおきます。 古い根を取り 除き一回り大きい鉢に、水はけの良い用土を入れて植え替えます。 参考:赤玉土(小粒)6、腐葉土4、石灰を多少剪定
3月から4月頃、混み合った枝や枯れ枝、伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝を 根元から切り落として 不要な枝を間引いて樹形を整えていきます。 前年伸びた新梢に花や実をつけるので 透かすように剪定を行います。オリーブのふやし方
挿し木
5月から7月の梅雨の時期に1~2年の若い枝を挿し穂にします。硬化した新芽の先を15センチほど切り葉を2枚から3枚残します。
挿し穂用の枝を切ったあとは、乾かさないようすぐに水につけておきます。
湿らせた培養(挿し木用のパーライト等)を準備し、挿し穂に発根促進剤をつけて挿します。
その後は、半日陰で乾かさないよう(20度ぐらいの温度が理想)に 管理します。
苗を地植えにする場合は3年以上育てたほうが、良い様です。
種まき
3月ごろ、種の3倍ぐらいの深さに植え付け発芽するまで 水を切らさないようにします。オリーブにつく害虫
テッポウムシ
カミキリムシの幼虫で、体調5~6センチぐらいで、かなり食欲旺盛で主に株元の幹に穴を開け内部食い荒らします。
落葉、枝枯れえをおこし最終的には枯れ死にいたります。
穴の内部に薬剤を注入して駆除するスプレータイプの殺虫剤で防除することができます。
スズメガ
オビカレハ蛾は、天幕毛虫ともいい 卵で越冬し3~4月の発芽前に孵化し、白い糸の塊吐きその中に潜んでいます。
幼虫の成長に伴って幕の規模も大きくなりますが、やがて拡散し、葉を食害します。
分散する前にスプレータイプの殺虫剤を散布すれば簡単に防除することができます。